スピリチュアル

パーマカルチャーデザイナー・四井慎司さんの暮らしから

3

【HOUSE AS LIFE】#02 循環をつくる家|パーマカルチャーデザイナー 四井真治

🌿 自然とともに生きるという選択

― パーマカルチャーデザイナー・四井慎司さんの暮らしから ―

長野の冷涼な山間に佇む一軒の家。

そこでは、人と自然が互いに豊かさを与え合う循環が、静かに、しかし確かに息づいている。

パーマカルチャーデザイナーの四井慎司さん。

妻、そして二人の子どもと暮らすこの土地で、彼は「持続可能な暮らし」を18年かけてデザインしてきた。


■ 自然の仕組みを“真似る”デザイン

「パーマカルチャーとは、自然の仕組みをそのまま延長して“人の暮らし”に生かす手法です」

彼の言葉は静かだが力強い。

家から出る排水、太陽光で得るエネルギー、庭に集まる有機物──

それらをすべて“敷地の中で循環”させることで、土地そのものが呼吸を始める。

「人が増えれば自然が壊れる、ではなくて、

人が関わるほど土地が豊かになる。

そんな仕組みをデザインしたいんです。」


■ 「暮らすこと」が「土をつくる」

四井さんの家には、“大肥小屋(たいひごや)”と呼ばれる場所がある。

家庭から出る残渣や落ち葉、庭の草──

それらが時間をかけて発酵し、やがて肥沃な土へと還っていく。

「暮らすことそのものが、土をつくることになる。

それが本当の“持続可能な暮らし”なんです。」

土が生まれ、植物が育ち、動物たちが集まる。

彼らの存在がまた新たな命を呼び込む。

そうした循環の中心に“人の営み”がある。


■ 住まいも道具のひとつ

「家も、暮らすための“道具”のひとつなんです。」

四井さんの家は、単なる建物ではなく、生きるための装置。

森の風が通り抜け、温度差で空気が動き、自然の呼吸と共鳴する。

「土地が気持ちよく感じる場所に家を建てる。

それが本来の“居住”ということだと思うんです。」

建築は、環境の一部であり、家族の命を包む「器」。

その器が、森や畑、風や光と響き合うとき、暮らし全体が生命の循環へと変わる。


■ 「人間が豊かにする」仕組みを

かつて「人がいると自然が壊れる」と言われてきた。

しかし四井さんは、その逆を証明する。

「人がいることで、他の生き物が増えていくような

きっかけをつくれる。

それが僕の考える“人間の存在理由”なんです。」

家の周りに広がる農園では、ヤギが草を食み、ニワトリが土を耕す。

森と畑、家と人が織りなす風景の中に、「生命のデザイン」がある。


🌾 COLUMN:循環の哲学

  • 命は「集める性質」を持つ。 食べ、排泄し、土に還る。その流れの中で命は続く。
  • 暮らしの中で土を育てる。 廃棄物を減らすことではなく、命を還す循環をつくること。
  • 人と自然の“境界線”をなくす。 住まい、農、森がひとつの生態系として調和するとき、 人はようやく「地球の一部」として息をする。

■ 四井慎司さんの言葉

「人が“いる”ことが、

他の命を豊かにするきっかけになるような社会を。

それが、僕の描く“未来のデザイン”です。」

ホメオパシーでスピリチュアルに覚醒した私

オーストラリア在住21年の筆者が、自然療法であるホメオパシーでパニック発作を治療したところ、苦難の末、壮大な一瞥体験をし、2015年にスピリチュアルに覚醒した体験記。

”冗談だろう? 人生って、ジョークだったのか? あまりの可笑しさに、僕は笑いが込み上げてきた。 僕たちは、人生というドラマの傍観者だったのだ。でも、そこには愛が満ち溢れている。 いや、どこもかしこも、愛でギッチリ溢れているのだ。” 〜本文より〜

Amazon 「ホメオパシーでスピリチュアルに覚醒した私」 

【こんな方におすすめ】
・自然医療に興味のある方
・悟り体験に興味のある方
・クンダリーニ覚醒に興味のある方
・スピリチュアルな浄化体験に興味のある方

COMMENT

Your email address will not be published. Required fields are marked *