小説

美しきカルマの物語 〜カルマとは生きがいを生み出す原動力〜

私はカルマ

宇宙を進化させるエネルギー

もし、私がいなければ、あなたはこの世に存在しないだろう

あなたに心があると感じるのは、私、カルマが存在するから、

あなたが喜怒哀楽を感じるのは、私、カルマが存在するから、

もしかすると、私はあなたの命の次に大切なのかもしれない。

それが、私達カルマの役割…

「カルマとは生きがいである」

カルマと聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?

何か自分が過去に犯してしまった罪であり、

償わないといけないもの…と思うかもしれませんが、

実は、カルマとは生きがいでもあったりするんです。

例えば、日本国内や世界を旅行して、知らない土地だけど、

何だか魅力に感じる場所ってありませんか?

私の友人は、ポルトガルのリスボンという街が大好きで、

学生時代に足繁くリスボンの土地に通い、

社会人になると移住してしまいました。

彼女は、リスボンという街に、哀愁の様な魅力を感じ、

土地から離れることができなくなったそうです。

日本に生まれた彼女が、ヨーロッパに惹かれるなんて不思議ですよね。

私は、過去生リーディングもさせて頂いているのですが、

彼女の過去生をリーディングすると、

やはり、ポルトガルのリスボンや、

その周辺には何度も転生されていらっしゃいました。

彼女は、過去生でリスボンの街で何度も転生し、

その幾多もの人生の中で、

良いこと、悪いことを含めて沢山の出来事を体験されていましたので、

彼女の魂がリスボンを呼んでいたのです。

理由は分からないのだけれども、惹かれる場所、土地、国…って必ずありますよね。

それから、なぜか、バイオリンの音色に惹かれるとか、

馬の持っている綺麗な瞳に惹かれるとか、みんなあると思うんです。

何かに惹かれるというのは、あなたの魂の記憶が動いている瞬間なので、

言い換えると、こだわりだったりするんです、

音楽を聞いて心が震える様なこと…ありますよね。

これも、実はカルマがあるからこそ、心が反応するんです。

もし、カルマが全部なくなってしまうと、無味無簡素な人生になってしまうんです。

だから、カルマは、あなたが人として生き、「ああ、いいなあ」と思う

生きがいを創造している力だったりするんです。

ですので、カルマとは、あなたの生きがいそのもの…と言ってよいでしょう。

<続く…>