カタリーナとの出会い
2015年1月。
ハンガリーに所在するヨーロッパのチームを引き継いでから、
チームにいる一人の女性の存在に気がついた。カタリーナだ。
もちろん、チームミーティングの中で彼女と少し話をすることはできた。
でも、仕事では沢山のゴタゴタに巻き込まれ、
なかなか個人的に彼女と話をすることができなかった。
3月のある日、カタリーナと仕事上の問題で話をする機会がやってきた。
ヨーロッパチームとの連絡手段は、
主にチャットや、メールを使っている。
僕は、カタリーナにチャットで話しかけてみた。
「やあ、元気かい?」 すると、
思いもよらない返事がチャットの画面に浮かび上がった。
「元気よ。カオルが ”今” チャットで、
私に話しかけてくるって、ちゃんと感じていたわよ!」
「私のハイヤーセルフが 今度のマネージャー(僕のこと)は、
とても良い人だから、安心していい。と言っていたわ」
彼女のチャットを読んだ瞬間、僕の心臓はドキリとした。
えっ?
まさか、職場でスピリチュアルな人に出会うなんて、
全く想像もしなかった。
その日、カタリーナは自宅勤務だったので、
僕たちは電話で続きの会話をすることにした。
カタリーナは、先日のチームミーティングで
起こった出来事について話し始めた。
「カオル、びっくりしたわよ。
だって、先週のチーム・ミーティングであなたが、
”ナマステ・カタリーナ” って私に話しかけたでしょう?
だから、あなたもスピリチュアルな人だって分かったのよ」
僕は目が点になった。
だって、僕は ”ナマステ” なんて言葉は、一言も発してなかったから。
そのことをカタリーナに伝えると、
「えっ?そうなの?一体誰だったのかしら?」とクスクスと笑い始めた。
シドニーとハンガリーは、地球の反対側ほど離れているのに、
まさかこんな形で、スピリチュアルな仲間と繋がれるなんて、
驚きと、感謝の念で一杯だった。
僕も彼女につられ、一緒に電話越しで笑い始めた。
すると、突然、僕の体全身が痺れ始め、
膨大なエネルギーが体中を流れ始めた。
それは昨年ブリスベンで瞑想の先生に出会った時に流れた
宇宙のエネルギー、
愛のエネルギーだった。
次の瞬間、電話の先でカタリーナが悲鳴をあげはじめた。
彼女も同じエネルギーを感じていたのだ。
「カオル、私達、祝福されているわ!」と彼女は叫んだ。
僕たちは、仕事の話はそっちのけで、
お互いがここまで至った境遇について話し始めた。
彼女は、2013年頃、重度の偏頭痛を治療する為に、
南アフリカに渡ったのがキッカケだったらしい。
なんでも、現地の民間療法で治療を行い、
ホメオパシー療法も受けたと教えてくれた。
カタリーナは、沢山のカルマを浄化したと言っていた。
“カルマ”って一体何だろう?と僕は思った。

